お客様インタビュー

お客様インタビュー

鬼頭鋼材株式会社様

愛知県東海市に本社を構える鬼頭鋼材様は、1951年に創業した老舗の独立系鋼材会社。

幅広い鋼材を取り揃えるだけでなく、加工、溶接、組立も行う一貫体制で独自の立ち位置を確立している。

ウェブサイトやコンセプトブックを制作することで、
胸を張って自分の会社を外部にアピールできる自信と誇りも得ることができました。

お客さま

鬼頭鋼材株式会社
総務部 小日向伸弥さま

企業サイトURL
https://www.kitokozai.co.jp/

文方社にリニューアル案件を依頼することになった経緯を教えてください。

これまで使っていた会社案内パンフレットが古くなったので、新しく作り直そうと思ったことがきっかけでした。まずは、前回パンフレットを作成してくれた印刷会社と、紹介を通じて出会った文方社さんにそれぞれ見積りを依頼しました。

文方社に依頼した決め手は何でしたか?

打ち合わせに来てくれた大河さん・鶴見さんと話をする中で、優先的に解決したい課題が「採用」なら、まずはウェブサイトを整備してはどうかと提案いただいたこと、それから、お二人の人柄が決め手になりました。

ご担当になられたときのお気持ちを聞かせてください。また、不安な要素としてはどんなことがありましたか?

採用を担当する以前はシステム開発をやっていたので、当然、ウェブサイトをどうやってつくっていくのか、その知識もありませんでした。不安でしたが、担当としてやるしかないと腹をくくりましたね。

文方社からはどのような提案がありましたか?

ウェブサイトとは別にコンセプトブックをつくってどうかと提案されました。コンセプトブックはビジュアルと印象的なコピーを使って、就職活動生の興味を引くデザインにし、そこからより詳しい内容が書かれたウェブサイトに誘導しようというアイデアは、とてもおもしろいと思いました。当社を表すキャッチコピーも3つの方向性で出していただき、どれも魅力的でしたが「鉄の裏方」というコピーを見たときに「これだ!」と思いましたね。当社は決して派手な存在ではありませんが、世の中の根底を鉄で支えている硬派な集団です。そのイメージにぴったりだと思いました。 あとはウェブサイトにカスタマイズ性を持たせてくれたこともありがたかったです。自分たちで更新できる部分をつくってもらえて、自由度が上がりましたね。

取材や撮影を進めていくなかで、印象に残っていることなどはありますか?

いろいろありましたね(笑)。私はとても気に入っていたのですが、社内で検討していくなかで「鉄の裏方」の「裏方」というワードが地味だという意見が出ました。この件を伝えるとすぐに代替案をいくつか出していただき、プロの引き出しの多さに驚きました。ただ、最終的には「鉄の裏方」に決まったので、ホッとしています。 あと、当社の強みとして当初は「多様な鋼材」「技術力」「提案力」の3つを挙げていただいたのですが、「提案力」よりも「コーディネート力」のほうがいいのでは?と提案があり、変更しました。私もその方がしっくりくると思い、良い提案をしていただいたと思っています。写真もすばらしかったですね。私も趣味で一眼レフを持っていますが、プロの視点、切り取り方には感服しました。

リニューアルされたツールについて、役員や社員の皆さまの反応はいかがでしたか?

役員からは「簡潔にまとまっていて読みやすい」と評価していただきました。社員からも「今風になったし、写真がいい!」と褒めてもらいましたね。撮影に協力してもらった女子社員が「おじいちゃんに見せたらすごく喜んでくれた」と言っていたのも印象的でした。

ウェブサイトやコンセプトブックの効果について教えてください

就職活動生のエントリー数は、これまでの10倍くらいに増えましたよ。結果的に新卒を4名採用することができました。一度に4名も採用するなんて、これまでなかったんじゃないですかね。採用者の中には女性もいるのですが「鉄の裏方」という言葉が響いてエントリーしてくれたという話を聞き、うれしかったですね。女性の採用をきっかけに来年厚生施設をリニューアルする計画も出ています。

会社案内やウェブサイトなどのリニューアルについて、その担当者にアドバイスするとしたら、どのような助言をしますか?

ウェブサイトやコンセプトブックをつくるためには、多くの社員の協力が必要です。そのため、普段から気軽にお願いごとができるような人間関係をつくっておくことが大切だと思います。あとは……覚悟ですかね。このようなツールは役員をはじめ、多くの人の意見を聞きます。ときには批判されることもあるでしょう。でも、自分が「これで行きたい!」と決めたものについては、ネガティブな意見をもらってもそれを跳ね返すくらいの意志を持つことも大事です。担当者が芯を持っていないと、コンセプトがブレてしまいますからね。

では、最後に一言お願いします

ひとつのものをみんなでつくり上げていく喜びややりがいを感じることができました。それと、これらのツールをつくったことによって、胸を張って自分の会社を外部にアピールできる自信というか、そういう誇りも得ることができたと思っています。

ありがとうございました。

ウェブサイト

コンセプトブック

■弊社担当者よりひとこと

初回訪問でお話を聞かせていただいた時は、鬼頭鋼材様の魅力が何なのかがまだはっきりと頭に浮かんでこない状況でした。その後、コピーライターの森田さんと一緒に、会社や工場を見学してそこで働く人を見たり、小日向様とじっくり対話をしていく中で「鉄の裏方」という言葉が降りてきた時に、これだ!と思いました。 対話を重ねる中で、鬼頭鋼材様の魅力を発信していくためには、情報量が多いウェブサイトだけではなく、企業コンセプトを伝えることに絞ったコンセプトブックが有効になると考え、提案したところ、採用いただきました。 出発点が定まってからは、小日向様の熱意がわれわれ制作チームを巻き込み、取材・編集を進めていくうちにチームがひとつになっていく感覚でした。そして、効果については、小日向様のコメントにある通り。制作スタッフみんなで喜びあいました。 完成後、小日向様からの「文方社さんとはこれからがお付き合いの始まり」との言葉に、ほんとうに嬉しくなりました。これからもよろしくお願いします!
(コミュニケーション企画室・プロデューサー:大河雅治)

制作スタッフ
・チーフプロデューサー/大河雅治(株式会社文方社・コミュニケーション企画室)
・プロデューサー/鶴見悠子(株式会社文方社・コミュニケーション企画室)
・クリエイティブディレクター/森田英一(少年コピー)
・コピーライター/森田英一(少年コピー)
・ウェブディレクター/美和彰(エフエヌプランニング株式会社)
・ウェブデザイナー/川口絵理(エフエヌプランニング株式会社)
・ブックデザイナー/大河内俊宏(ラディカルグラフィックス)