ブログ

社内報はこの流れで企画しよう!記事の注目度を上げるネタ・テーマ“7選”を紹介

社内報はこの流れで企画しよう!記事の注目度を上げるネタ・テーマ“7選”を紹介

「社内報を多くの人に読んでもらいたいけれど、次の企画が思いつかない……」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。より一層読まれる社内報にするためには、まず記事の目的を明確にしたうえで、最適なネタと文章形式を選ぶことが重要です。そこで今回は、「社内報を企画する際の流れ」や「読まれやすい記事のテーマ・文章形式」について分かりやすく解説します。ぜひ自社の社内報の現状と照らし合わせながら、お読みください。

「そもそも社内報とは?」から詳しく知りたい方は、「社内報とは?メリットや効果、企画のポイントを解説」も合わせてお読みください。

社内報の記事を企画する“5つ”のステップとは?

社内報の記事を企画する際には、どのような流れで行えばよいのでしょうか。
ここでは、企画の方法について5つのステップに分けて解説します。

ステップ1:現状と発行目的を振り返る

記事の企画を始める前に、まず社内報の現状を振り返ることが大切です。例えば、「Web社内報のPVが伸び悩んでいる」「社内報に対する従業員の関心度が高まっていない」などの課題が考えられます。課題を正しく把握しておくことで、次の記事でどう解決するか・どんな内容を取り上げるべきかが見えてきやすくなるでしょう。

また、社内報そのものの発行目的を念頭に置くことも、企画のポイントです。例えば、「普段触れ合わない従業員同士のコミュニケーションの場をつくる」「経営理念を現場に分かりやすく伝える」といったコンセプトがあると思います。こうした発行目的に沿って企画を考えることで、記事の方向性にもブレが生じなくなるでしょう。

Web社内報について詳しく知りたい方は、ぜひ「Web社内報とは?社内情報共有の効果を高めるWeb社内報のメリット」も合わせてお読みください。

ステップ2:記事の目的・ターゲットを決める

社内報では「面白そうなテーマ」「流行のテーマ」といったネタ優先で考えてしまうと、結果的に誰からも読まれない記事になることがあります。そのため、記事は必ずターゲットと目的ありきで考えるようにしましょう。

例えば、「経営層に若手社員の活躍を知ってもらいたい」「女性社員に出産・子育てに関する福利厚生を知ってもらいたい」など、書くべき必然性を見つけるところから始めます。このように「誰に読んでもらいたいのか」「読んだあとにどんなアクションを起こしてほしいのか」を優先的に考えることで、社内報の企画が生まれやすくなるでしょう。また、ターゲットと目的が明確な企画ほど、確実に誰かにとって役に立つ記事になるはずです。

ステップ3:記事のテーマと文章形式を決める

ネタ・テーマは、記事の目的とターゲットに沿って考えます。例えば、「若手の従業員に自社の風土をもっと知ってもらいたい」という目的であれば、各部署の紹介や社内イベントのレポート、経営理念の解説などのネタが最適です。この際、記事の「文章形式」も読後感に大きく影響します。例えば、「現場に経営理念を浸透させる」という目的の記事だとして、「社長が寄稿する文章」と「新入社員が社長にインタビューする記事」では読みやすさや印象も変わるはずです。ターゲットにとって読みやすい文章形式を選ぶことも、成功のポイントでしょう。

ステップ4:必要なリソースを手配する

記事のテーマと文章形式に合わせて、必要な人員を手配しましょう。例えば、対談形式の記事であれば、対談に参加する従業員のスケジュールを押さえる必要があります。また、より専門性の高い記事に関しては、各分野に強いライターやデザイナーへ外注するケースも少なくありません。編集・執筆・デザインを個別に発注する手間を省くには、企画から外注のコントロールまで一貫して手がけてくれる制作会社に依頼することも有効な方法です。

ステップ5:振り返り・改善を行う

社内報を発行したあとには、各号で効果の振り返りを行うことも重要です。紙の社内報であれば、社員アンケートで「気になった記事」「記事への満足度」などを聞く方法があります。またWeb社内報であれば、解析ツールで閲覧数や訪問者の属性を調べたり、コメントの数や内容を確かめたりすることも可能です。記事に対する反響を細かく分析しておくことで、読み手である従業員の心理を把握でき、次回の記事にも生かしやすくなるでしょう。

読まれる社内報のネタ・テーマ“7選”を紹介!

社内報を企画する際、どうしても書く内容に迷ってしまうことがあるかもしれません。そこで本章では、社内報のネタ・テーマの例を紹介します。ぜひ目的やターゲットに応じて、最適なテーマを活用してみてください。

(1)季節の話題

季節に関する話題や雑学は、商談のアイスブレイクでもよく活用される普遍的なテーマです。季節ならではのネタを従業員の生活にひもづけて記事化することで、オフィスでの過ごしやすさや生産性の向上につながります。

<例>
◆産業医に聞いた「今年の必須“花粉症”対策」
◆オフィス周辺にもある!花見の穴場スポット
◆社員に聞いてみた「今年のGWの過ごし方」
◆社員食堂で楽しめる「秋の味覚」を紹介
◆母の日特集「ママ社員は何をもらったらうれしい?」

(2)従業員・部署の紹介

ある程度会社の規模が大きくなると、同じ部署以外の従業員と接点を持つ機会はあまり多くありません。そのため、さまざまな部署の従業員を記事で紹介するというのもひとつの方法です。「社内でどんな人が働いているか」を明らかにすることで、従業員間にコミュニケーションの機会が生まれ、居心地の良い組織風土につながります。

<例>
◆入社式を終えて「新入社員を紹介」
◆「○○年入社の同期」で座談会を開いてみた
◆マネージャーにもあった!新人時代の苦労話
◆○○部・○○課の「成功プロジェクト紹介」
◆社長賞の受賞者に聞いた「成功の秘策」

(3)会社の方向性について

社内報には、企業理念や経営戦略を分かりやすい形で共有できるという利点があります。そのため、会社の方向性に関する記事を作ることで、社内の団結力を高めたり、モチベーションを向上させたりすることも可能です。また、社内報の記事を社外にも公開することで、投資家や取引先からの信頼を高める効果も期待できるでしょう。

<例>
◆社長が語る「中期経営計画」
◆企業理念が生まれた背景とは?
◆各部署の業績をランキングで発表
◆新サービスの営業戦略について
◆CSRやSDGsの取り組みを紹介

(4)福利厚生の紹介

福利厚生のなかには、従業員からの認知度が低く、あまり利用されていないものもあるかもしれません。社内報の企画として取り上げることで、福利厚生の利用を促進し、従業員満足度の向上につなげることも可能です。

<例>
◆利用者が語る「社員寮の住みやすさ」
◆休暇で使える!自社の提携ホテル・施設を紹介
◆新しく導入した人事評価制度について
◆「リフレッシュ休暇」の使い方
◆ママ社員が活用できる手当・休暇制度について

(5)イベントの様子

社内外で開催したイベントの様子を、記事としてまとめるのもひとつの魅力的な企画です。従業員に見て楽しんでもらうだけでなく、社外の求職者にオフィスの活気を伝えることで、採用ブランディングにもつなげられます。

<例>
◆第○○回キックオフの様子を紹介
◆管理職向けに実施したマネジメント研修について
◆社外コンテストで受賞!○○賞の授賞式に潜入
◆内定式のレポート&内定者紹介
◆新商品の記者発表会をレポート

(6)業務に役立つ知識

キャリア形成やスキルアップなど、業務に役立つノウハウを社内報で紹介するという方法もあります。現場の課題感を踏まえたうえで、その「解決策」になるような記事を企画すれば、業績への好影響も期待できるでしょう。

<例>
◆人事が解答!「従業員のキャリア相談」
◆商談で使いたいトークネタ○○選
◆新入社員必見!社会人マナーを解説
◆お客様からの評判・意見を紹介
◆競合企業の動向をレポート

(7)トレンドの情報

社会で流行しているものや今後ブームになりそうなものを、社内報で紹介するのも王道な企画です。トレンド情報はアイデアの種にもなるため、従業員に対して業務の効率化や新事業のきっかけを提供できることもあります。

<例>
◆○○年の流行語ランキング
◆最新のオフィスグッズを紹介
◆若手社員と経営層それぞれに聞いた「今ハマっているもの」
◆今すぐ使いたい!最新Webツール○○選
◆今後の経済トレンドを大胆予想

社内報で使いたい記事の文章形式“5選”を紹介!

テーマやネタをどのような文章で記事化するかで、社内報の読後感は大きく変わってくるものです。
そこで本章では、社内報でよく使われている文章の形式について、大きく5つに分けて紹介します。

(1)コラム

コラムとは、筆者が評論形式で書く文章のことを指します。客観的な情報だけでなく、筆者独自の意見や考え方を色濃く出せるため、知的な面白さで読み手を引きつけやすいのが特徴です。例えば、専門家に記事を寄稿してもらったり、社内賞を受賞した従業員に自らの成功体験を語ってもらったりする際に適しているでしょう。

(2)レポート記事

レポート記事は、取材者があるイベントについて記録し、様子を報告する記事のことです。写真をふんだんに掲載したり、「○○人が参加」といった数字を示したりすることで、現場の臨場感をリアルに伝えられるのが特徴です。例えば、社内イベントや社外の授賞式、記者発表会などの様子を記事としてまとめる際に適しています。

(3)インタビュー・対談

取材者が誰かに話を聞いたり、2人以上の従業員が対談や座談会をしたりした内容を記事化するケースもあります。話し言葉で書かれることが多いため、記事として分かりやすく、読み手の共感を得やすいのが魅力です。例えば、「若手社員が経営層に話を聞く」「異職種間の従業員が集まってクロストークをする」といった企画に活用できます。

(4)アンケート

テーマを決めて従業員にアンケートをとり、その結果を記事としてまとめる企画もあります。数字で記事にインパクトを持たせやすく、従業員に興味を持ってもらいやすいのが特徴と言えるでしょう。例えば、「テレワークにおけるお悩みランキング」「最も社員に人気な福利厚生は?」など、ニュース性の高い記事も企画できます。

(5)リレー記事

リレー記事とは、「ひとりの従業員に記事を書いてもらったら別の人を紹介してもらい、その人に新しい記事を書いてもらう」という方法を連続させていく企画です。多くの人たちを巻き込めるため、さまざまな従業員を社内報上で紹介でき、その分社内報の読者も増やしやすいのが魅力です。例えば、「自分の部署の自慢話」「失敗体験の克服方法」など特定のテーマを決めておくと、従業員ごとの考え方の違いが出て面白い記事になるでしょう。

まとめ

社内報を企画する際には、「誰にどう読まれたいか」を念頭に置いて内容を考えることが大切です。まずは記事の目的とターゲットに立ち返って、企画を始めてみてはいかがでしょうか。

また、読まれる社内報であり続けるためには、自社だけではノウハウが足りないケースもあるかもしれません。そこで、社内報の制作を手がける専門会社に依頼するというのもひとつの方法です。当社では、インターナルコミュニケーションのプロとして、紙・Webを問わず社内報の企画・制作・編集を一貫してご支援しています。

「社内報アワード」グランプリ受賞の実績もあり、読まれる社内報づくりには定評があります。社内報リニューアルの事例はこちらからご覧ください。ぜひ社内報の企画にお悩みの際には、当社までお気軽にお問い合わせください。